さて、続きの後半5問です。
問6 Please give me ( 13 ) information you get as soon as possible.
① as if ② even if ③ whatever ④ whenever
【解答】③ whatever
【文法】give(V4)の語法, 関係代名詞(関係形容詞)
【解法ポイント】giveの語法。give+人+物の第4文型の語法を思いつけば、[ ( 13 ) information~ ]意向が名詞節となる必要があることがイメージできるはず。そこで従位接続詞の①と②は、副詞節(英文の主要素を構成しない)を作るので消去できる。
名詞節内の構造を確認すると [ ( 13 ) information(O') you(S') get(V3')… ]となっていることに気づくだろう。( 13 )はinformationという名詞を修飾する形容詞であり、かつ名詞節をまとめる接続詞的な役割を兼ね備えた関係代名詞のwhat(ever)が解答となる。関係代名詞のwhatは、the thing which~で置き換えられる。また、-everは強調の要素で「~な物は何でも」という意味である。
問7 The typhoon became weaker, ( 14 ) was good news for the village.
① it ② that ③ what ④ which
【解答】④ which
【文法】関係代名詞の非制限用法
【解法ポイント】the typhoon(S) became(V2) weaker(C)の部分は英文が独立して完成した完全文である。その後ろに英文を続けるのであれば、接続詞が必要になる。仮に~weaker, and it was good~.と記述するのであれば、① itは問題なく正解になりえる。ただ、andに代表される文と文を結ぶ接続詞が本問にはないことから不可。③ whatは、前問の問6でも触れたが、名詞的なまとまりを作る。そのため、[完全文]+[名詞]となり文型として成立しないので、② thatか④ whichが解答の候補になるが、関係代名詞のthatは、非制限用法( , that S'+V'+….)では使えないので不可。
問8 He ( A ) his umbrella ( B ) in the door by accident when he boarded the rush hour train.
① A : got B : caught ② A : got B : to catch
③ A : made B : caught ④ A : made B : to catch
【解答】① A : got B : caught
【文法】使役動詞
【解法ポイント】第5文型を作る使役動詞の典型的な出題。make / have / let…だけではネタが尽きた感があるので, getを織り交ぜてきたのかな?使役動詞のmake(V5)+O+Cは、「OにCさせる。OがCであるようにする」= "強制"のニュアンスに対して、使役動詞のget(V5)+O+Cは、「OがCされる」="被害"のニュアンスを表す。残りは、OとCの関係性を本文と選択肢から考えると、「傘が自発的にドアに挟まるのか」or「傘は人為的にドアに挟まれるのか」。後者の受身が正解となる。
第5文型のO+Cの間には、ネクサスの関係=主語・述語の関係が成立するので、be動詞を入れて考える習慣を。
問9 ( A ) in this class is as kind ( B ) Abbie. She always helps people who are in trouble.
① A : Anybody B : as ② A : Anybody B : than
③ A : Nobody B : as ④ A : Nobody B : than
【解答】③ A : Nobody B : as
【文法】比較 言及を用いた最上級の表し方
【解法ポイント】まずthanという単語は、文法的に考えると thanよりも前に必ず比較級が必要。つまり空所B以前に比較級が存在していない時点で②と④は選択肢から消去される。後半の文意「彼女は困っている人をいつも助ける。」ので、「彼女は少なくとも親切な人の部類に入ることは容易に想像がつ、Abbieよりも親切な人はこのクラスにはいない。=Abbieが最も親切だ。」ので③が解答となる。
問10 Angelina ( A ) me whether I ( B ) enjoyed the festival last Saturday.
① A : asked B : had ② A : asked B : have
③ A : said to B : had ④ A : said to B : have
【解答】① A : asked B : had
【文法】語法 「話す、言う」
【解法ポイント】[ whether(接) I(S')...enjouyed(V3') the festival(O') ]の部分が名詞節をつくっているので、( A )に入る動詞は第4文型を作る動詞なので、③と④が消去される。文末にlast Saturdayとあることから、whether節の内部の時制は明らかに、過去の話題。主節の時制よりも過去なので、過去完了時制のhad enjoyedが正しい。
以上、長々と解説しましたが、文法の正しい知識と演習方法をマスターできていれば、センタ試験など何も怖くない。むしろ優しいくらいです。
変な押し売りは避けたいけど、今までの知識は、この一冊だけで十分にカバーできます。
未「知」の世界
学校で教えてくれない基本的な英文法・語法 「知らないと損をする」…生活の豆知識 読書録 / 備忘録
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